タイ映画のかわいい子

『フェーンチャン』Faen Chhanというタイ映画を日比谷のシャンテシネ3で見てきました。

くわしくはhttp://www.excite.co.jp/cinema/special/fanchan/

タイ人は女の子はいわゆる女の子らしくかわいーく作るので雑誌やPV・KARAOKEなどにとてもかわいい子役少女が満載です。

そんななか、映画作品としても日本人が見て共感できるようなところまでタイ人の文化程度が上がってきたと言ったら失礼になるけど、なんでもこの映画はドラえもんの登場人物にインスパイアされたのだそうな。監督たちは僕らと同じでもろドラえもん世代。それも今のように変なドラ雑誌とかできて妙に美化したマニアなドラえもん世界に耽美するようなのではなく、リアルに子供時代にドラえもんをただ単純に消費したほんとのファン世代にあたります。作品中にもドラえもんのTシャツなど着た主人公がさりげなく出てきたりします。ドラえもんのいないドラえもんで、しずかちゃんが引っ越していっちゃう! そのとき、のび太は? ジャイアンは? スネ夫は? という感じの映画とおもって見てみてもいいとおもいます。このたとえではもちろん無理が多々あるんですが。

忙しい人が見れば単なるアンチクライマックスの退屈な映画ですが、純粋なココロをもってちょっと僕らの人生ってのを見かえしてみようよ、2時間ぐらい…というつもりでのめりこんでみる。そういうゆとりを2時間ぐらい持ってみてはいかがでしょう。

ちなみに、フォーカスたんの入浴シーンもありますよ(笑

映画の出来で日本人の心情にあうものというと元々の根っこのところでより強くつながっていそうなのはベトナム人ベトナム映画には細かな登場人物たちのココロの揺れ動き、ココロのひだが実にこまやかに描きこまれているものがあります。ベトナムアメリカ人の作品で『スリーシーズン』Ba Muaなどは入手しやすいのでぜひお奨めです。それとベトナム人もやはり中国人の影響で、女の子をかわいーくかわいーく作りこむのが好きで、そこにフランスのおしゃれ文化やロシアのバレエなどが加わってもう美少女ご覧遊ばせ天国と化しています。そもそもベトナム少女自体が、先日杏野はるなの項で書いたようにとんでもない美形の子がまじってますし、細いし。『青いパパイヤの香り』とかの女の子は有名ですよね。