AKB48 2006.02.15(水)

 昨日は大変だったなあ、と思う。

 さすがはバレンタインデーだ。気づかずに、普通の平日のつもりで行ってしまったから、たいへん驚かされてしまった。嬉しい驚きではあったが、その分、人もものすごく多かったのも確かだ。たまたま抽選の運が良かったからいいようなものの、あれで後ろのほうだったら、土曜や日曜とまったく変わらなくなってしまう。

 でもその点、今日はもう本当に単なる平日だ。

 昨日やろうとしてできなかったこと。すなわち

「ごく普通の平日にAKB48を訪れ、座ってじっくり見てみたい」

を実行するなら今日がチャンス。むしろ今日は、昨日みんな多少無理して出席した関係で、反動で人が少ないのでは!

 そう思って行ったところ、友人が

「昨日と同じことを今日もやるってブログに書いてありましたよ。」



 ……。





 カフェ今日もものすごい人数だよ…。



 さすがに昨日よりはちょっと少なめだけれど。まあ昨日は会員番号目当てというのもあるから。

 チョコ配ります、とかのMCも、今日はもう、客が全員それを知っちゃってるのを前提とした気分で話していて、そこがちょっと全然サプライズ気分じゃなくて笑えた。

 チョコ受け取りについては、客は皆、昨日の反省点がさまざまにあるらしく、それをまったく同じシチュでもう一度やり直す機会を、翌日という非常に早い機会に与えられたことで、総員個々奮起して行動していたように見受けられた。

 私の前で女の子と話していた客が、3分間ぐらい、ずーっと話しまくっていて、彼女はずっとそれをマジメな顔して聞いている。いやはや、よくもまあそんなに、話すことが次から次へあるもんだ、と感心しながら後ろで待っていた。昔、私も若かったときはこうだったなあ…。とはいえ3分も握手できるような恵まれた現場ではなかったから、言いたいことは、握手会で直接伝えたい最も重要と思うひとこと以外はすべて手紙に書いたものだ。それは現代も基本的には同じだろう。昨日も終演後、握手で渡すための手紙を客席で懸命に書いている人を何人か見た。

 ついに、気づいた戸賀崎氏に彼が袖を指でつままれて、ヒョイと移動させられたのを見て、おかしくて思わず笑ってしまった。つぎの瞬間、その子が私をすでに見ていることに気がついた。