AKB48 2006.02.21

 18時05分着。160番台。3列目中央ブロック。
 『星野温度』もとい『星の温度』の出だしの声がとっても幼いのが非常に印象的。増山かやのっちだ。そして平嶋なっちゃんの後、前田あっちゃんが中央から押し出してくる。その後ろにへばりついて隠れた背の低い物体が、高橋タカミナ(重複表現か)だった。高橋みなみのソロは、ひそむように情熱的な想いを歌い上げる感じで、板野友ちんの甘えんぼぅな歌い方とはまるで違う世界だった。話には聞いていたが、実際に目の当たりにして耳にもして、圧倒された。
 桜の花びらが舞って、高橋タカミナのポニーテールの前髪についている。1つは踊るうちに落ちたが、もうひとひらがしぶとく残っている…。それもまたオツではあるけれど、なんとなく気になってしまう。ところが、至近距離でいろんな子とトークをしたりダンスをしたりしても、誰も彼女に指摘してくれる子がいない。そうこうするうち、次の歌が始まってしまった。見ていて勝手にやきもきしていたら、舞台上手隅で、峯岸みなみ
「高橋さーん、髪に桜がついてるよーぅ?」
って感じの、芝居っ気たっぷりのまぶしい笑顔と身ぶりでタカミナちゃんに指摘。タカミナちゃんはそれに応えて
「あらまぁ、ありがとーう!」
という感じの、これまた芝居っ気たっぷりの満面の笑顔と身ぶりで感謝を示し、花びらはなくなった。みぃちゃん、いいコじゃーーー! 私のなかの単独2推し確定です。…こんなことは、毎日のように見に来てる人にとっては珍しくもないことなのでしょうけど、何だかとっても新鮮に感じました。
 高橋みなみが、こう見えても小学校のころはイタズラしまくっていたという思い出を、妙に楽しそうに話しだす。ドアに黒板消しを挟んだりもした。
「まさかひっかかるとは思わないじゃないですか!」
彼女のあたらしい一面をまた見つけた気がした。
 ラストの全員横一列手つなぎお手上げ(専門用語で何と?)で、高橋みなみの両どなりは渡邊&折井。背の高い2人に挟まれ、タカミナは捕獲された宇宙人状態だった。2センチ伸びるのはいつの日か!?
 新しく『クラスメイト』を歌うのは、4人中3人がもう高校を卒業した子たち。残り1人も、本命の大学の受験はすでに済んでいる。歌詞のかわいらしさからするとむしろ、増山加弥乃っち系をあと3人入れて、小学生4人で歌わせたい感じがする。
 口紅の鮮やかさと、つややかさは、どの子も同じなのが不思議だ。まるで、ひとつの口紅を共有しているみたいだ。だけどその中にあって、峰岸みぃちゃんだけが妙に背のびしたふうに見えるのはなぜだろう。彼女の童顔のせいだろうか、それとも塗り方に厚みがありすぎるからだろうか。東南アジアの少女娼婦を彷彿とさせる、と言ったら、ここでは言いすぎのそしりを受けるだろうか。You young young! まずは口紅と化粧を落とせ Too much no good! 話はそれからだ OK you? …まそれはそれとして、『キスはだめよ』をパキパキ踊る彼女は、水を得たように輝いていた。
 輝いてるといえば、I本さん、OMP時代の芸風そのまんまですね! (^^; 愛美ちゃんかがやいてるぅ〜。