しほの涼DVD MILKYPOP

Snappy!と同じキラキラほえほえしたノリを期待してワクワクして再生したら…なんじゃこりゃあ!カメラマンにポリシーがない。ただのんべんだらりと撮ってるだけ。おまえはメイキングビデオ係 by まほまほか! と思わずツッコミを入れたくなる。撮られてるほうも超たいくつそう。素材の素晴らしさを予感させるに留まっています。12歳でとてもかわいいスレンダーボディのしほの涼ちゃんをせっかくfeatureしているのにああ何てもったいない。シチュエーションもなんか冴えない田舎の海です。もっと光を! いじるでもなく寝せるでもなく、中途半端な距離をぐるぐる公転してみたりして、ほんとただダラダラした時間が続くだけ。制服シーンばかり無駄に多いのも考え物。あと、3分の1ぐらい出てくるもう1人の女はなんなんでしょうか。せっかくかわいい涼ちゃんだけ見ていたいのにしゃしゃり出てきて萎えるっちゅうの。いっしょにアイスかなんか食べちゃったりしてまったりして、そんなことしてるヒマがあったら涼ちゃん一人のシーンをもっと気合いれて作らんかーい!
制作会社は早晩つぶれるとみた。サイトもなんかフィギュアとか使ってあさって斜め上って感じだし。
同じ子使ってもこうも違う映像が撮れるんだなあ、と感嘆。ヘンな言い方だけど。

逆に、いままで駄作とおもっていた作品のなかにも、とり方によってはすごくかわいい作品を作れた子が埋もれてしまっているのではないか、と惜しい気持ちにもさせてくれます。たぶん涼ちゃんもこのDVDがまず世に出て、そのかわいさの反響があったおかげでSnappy!という名作に続けることができたんでしょうね。そういう意味ではこのDVDも素材販促ツールとして無価値だったとはいいきれませんがね。作品としてはほんと何の主張もありません。まあSnappy!を先に見ちゃったのが悪いといえば悪いね。ああまで作品世界を構築してるDVDも珍しいので。一人の女の子が超名作と超駄作のふたつにほぼ同時期に出るという稀有な見本でした。